愛は いつでもそこにあるだわら。目に見えないだけで。

タク坊の毎日

☆☆☆☆
クマのプー太郎」でおなじみ(俺にとっては)の中川いさみの本。
サラリーマンブラザーズがクソ面白くなかったので、いつから才能の枯渇が始まったのか検証でもしようか企画の一環として購入。


四コマ漫画じゃなくて、マネキン人形の写真に噴出しをつけて漫画みたいにしてある本です。
書籍版オーマイキーって表現したら分かりやすいかな(後述)


内容の方は、「つまらなくはない」。が、面白いかと言うと・・・うーん。
シュールな残り香は漂っているんだけど・・・


【なんでそう思うのかなどなど】
漫画も写真も一コマを繋げて場面を演出するものなので、いまいち可笑しいと感じられる違和感がなくて面白くないのでは。


その分、テレビという動画を流す媒体で動きのないマネキンを使ったオーマイキーは
シュールさが上手く演出されて成功したんじゃなかろうか。



それとセクロスのシーンがあるんだけど、外人の美形人形が生々しくて笑えない。下手すると軽く反応する勢いですよ。



【その他内容外のはなし】
 オーマイキーが番組として成功したか知りません。ただ、知り合いが「面白い」と言っているのは聞きました。
マネキンが喋るという内容も知っています。
観てない人間にこれだけ情報を与えるだけ有名になったら、まあ成功と言っていいんじゃないですかね。


 オーマイキーは、タク坊の毎日をパクったと思われる。

 マネキン人形を使った写真漫画を最初にやったのは、1992年
で、もう10念以上前だ。その頃はカラオケブームで、あのカラオケの歌詞
のバックに流れる映像を、デタラメな歌詞と、マネキン人形を使った
写真で作ったら、さぞおもしろかろうと思い、写真漫画としてやって
みたのだった。(かなり略)こーして一冊に
まとめることができてうれしいです。最後にひとこと。マネすんな!!

          以上

あとがきにこんなことが書いてあった。(最後の大文字は、こっちの編集じゃなくてほんとに他の字より大きい)
発行所とか版数が書いてあるページに初出は「週間ビッグコミックスピリッツ97年1月16日号」ってなってたから
やっぱオーマイキー(02年1月〜)にパクられたんだろう。
同情はするけどやっぱなんか足りない。



・・・よくよく考えてみたけど、やっぱり本という静止画で表現する媒体が面白さを半減させてると思う。
歩道にリアルなマネキンが立ってて、誰も笑わないで歩いてる写真だったら面白いけど
マネキン人形しかでてこないからダメなんだろうなあ。


あと、映画のパロディ(と言うにはあまりにも無茶苦茶だけど)もあるので「A.I.」と「千と千尋の神隠し」は観てた方が味わえると思う。すごい面白いという訳ではないけど。

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