愛は いつでもそこにあるだわら。目に見えないだけで。

「超」怖い話A 感想

ネタバレあり


怪談集。
「慰謝」が面白かった。おどろおどろしいホラーじゃなくてちょっといい話目の妖怪とかそういう話。
「友達」現代こっくりさん新しいと思った。
・「タラコ」ヤクザの人生論
「楽屋」粋なはなし・・・?
・「なんでも屋不法投棄
・「厭な店」コンビニ


「・」は単に話の中に興味そそる表現とか生々しさがあったからピックアップしたもの。コンビニチェーンの生活臭とか不法投棄の話のリアルさとか。


怪談としては微妙。
上に書いたような初めて聞く話も二 三あったけど、“どこどこの家に住んでから怪現象がおこった。引っ越して以来あそこには近づいてない”みたいな目新しさもクソもない話ばかりだった。


あと恐怖心を煽る手法として自分の生活の中に入り込める余地のあるもんを使う(例えば人形に殺人鬼の霊が乗り移るスプラッタ映画)というのがあるけど
最近その小道具としてうまいなと思ったのは「携帯電話」と「ネットオークション」。
 着信アリみたいな最早生活必需品となった携帯電話→逃れられない恐怖!とか
“○○のせいで怪現象。悔しいからネットオークションで売っちゃった”というのは自分の買ったものがもしかしたら・・・という思考をさせるつくりは現代社会にとけ込んでて感心した。


105円で買ったけど超暇になったら図書館で読めばくらいのレベルかな。
あ、でも不法投棄をしてるなんでも屋とかコンビニチェーンの仕組みみたいのはこの本で少しイメージ掴めたかも。それだけは良かったかな。